コカ・コーラシステム・茶系飲料戦略 多彩なブランド横断 「綾鷹カフェ」など新提案

飲料 ニュース 2021.03.12 12199号 02面
革新的な提案となる「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」

革新的な提案となる「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」

小林香予本部長

小林香予本部長

助川公太部長

助川公太部長

 コカ・コーラシステムの茶系飲料はウィズコロナなどにより、加速度的に多様化する消費者ニーズに対応するため、「緑茶」「紅茶」「ブレンド茶」「麦茶」「機能性茶」と多彩なブランドを横断的に提供できる強みを生かしていく。22日には「綾鷹カフェ」シリーズ第1弾となる「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」を投入し、茶系飲料に新たな価値を提案する。

 5日にオンラインで開催した日本コカ・コーラ「お茶カテゴリー戦略発表会」で、小林香予日本コカ・コーラジャパン&コリアオペレーティングユニットマーケティング本部コーヒー、ティー、スポーツ&ウォーターカテゴリー事業本部長は、「清涼飲料の中で、茶系飲料市場は金額規模で最大となるが、成長の余地があるとみる。近年、ユーザーはビジネス視点のカテゴリー区分けでは、飲料を選ばなくなる一方で、その瞬間のモチベーションやニーズを満たす商品を複数カテゴリーの中で、飲みまわる傾向が顕著となった。そのニーズを『嗜好性』『健康感』『止渇性』と定義した。お茶カテゴリーはこの三つのニーズを異なるセグメントで全て満たすことができる数少ない飲料カテゴリーととらえている。ニューノーマルの中では、ユーザーの先を行く形で『新たな価値を提供していくこと』が大事なポイントとなる。多彩なポートフォリオ提供により、『味わい』と『健康』で、人々を潤し続けていく」と力強く語った。

 その多彩なラインアップに新たに加わるのが「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」(440/280mlPET)だ。「綾鷹」ブランドの“革新”を担う新シリーズ「綾鷹カフェ」の第1弾となる。同品は、京都・宇治の老舗茶舗「上林春松本店」とスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が監修した新たな抹茶ラテだ。上林春松本店の協力の下、「綾鷹カフェ」のために厳選した国産抹茶を、1本当たり茶杓約2杯分をイメージした量を使用し、国産牛乳やミルクブースト技術を駆使した上品な口当たりのミルクテイストを実現している。同シリーズ専用の新440mlPETボトルを採用しているのも特徴だ。

 助川公太同緑茶事業部部長は「日本茶とカフェメニューのいわば、いいとこ取りしたアイテムとして、20~30代のカフェネイティブ世代に気分転換やリラックスシーンでの飲用を提案する。カフェとの相乗効果など、コーヒー・紅茶に次ぐ“ラテ第三極”の確立を目指す」と語った。(本吉卓也)

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